退職届

退職願ではなく退職届として提出した。
嫌な社員だよなぁ。
有給消化について上司と話をしたがすべての消化は難しそう。
仕事の後任もほとんど決まっていない。引継ぎの都合もあり思った以上に休めないみたい。
ある同僚は言ってくれた。『普通、一ヶ月前に退職の話をしているのにまめぞうは2ケ月前に言ったんだからそれでもう十分だよ』って。嬉しかった。
退職の理由について聞いてくる人はあまりいなかった。退職を聞いて『残念だわ。誰にこれから事務所のことを聞いたらいいの?頼れる人、いないじゃない』って声を掛けてくれた人もいた。

昔見たまめ父の小学校の卒業アルバムに書かれた担任の先生からの一言がいつも頭の中にある。
『惜しまれて死ぬ人になれ』
まめぞう、死んじゃうわけじゃないけど、この一言を見てから退職の都度思うのはこの会社にとって必要な人間でいれたかどうか?ということだった。
会社のイチ社員でいる以上、自分ひとりいなくなっても仕事も会社も回る。困るのはいなくなったその一週間か一ヶ月くらい。(この間は抜けた後を恨まれる)
数ヶ月経つともう自分がやってきたことは残された人が日常業務としてまわし、なんでもない日々になる。
ふと退職者もサインした書類などがたまに出てきて思い出される程度。
今の職場はもう骨をうずめるつもり、ご縁があれば出産退職くらいの勢いで考えていたから、嫌だと思っても辞めようと思わなかった。思っても口には出そうとしなかった。
だって自分より大変な仕事をしていても笑顔で仕事をこなしている人もいるんだもん。うちはちょっと特異な職場だから営業とはいえ、事務所の仕事もかなりある。事務所でしかできないこともあるから現場が円滑に回るように数字に見えないことまでやってきた。

今の仕事でストレスの怖さを知った。
胃が痛いとか腹が痛いじゃ済まされないのだ。微熱・全身倦怠感・帯状疱疹・三叉神経のところのヘルペス・リウマチや膠原病の疑い。。。挙げたらキリが無い。
そのたびに銀パパには迷惑をかけてきた。銀や多恵にも。
この有給消化中にちょっとでも恩返しができたらな・・・。
まずは部屋の掃除かな(笑)